土曜日、日曜日と映画観賞会を実施。
その映画とは「永遠の0」
一昨年の正月、家族でモレラへ見に行った。
最後は涙が・・・。
今回も不覚にも流れてしまった。
年をとると涙腺が弱くなって困ってしまう?

特攻が翌日に迫った日
小川での宮部久蔵と大石賢一郎の会話の中で
「水の冷たさ、風に揺らぐ雑草さえもがいとおしく思えて・・・」
この言葉が胸に突き刺さる。
知覧で見た若き特攻隊員の遺書を思い出す。
「お国のために喜んで・・・」
文面通りの心境でないことは痛いほどわかる。
本心を書けば、遺族が何と言われるか、
そう考えたときに、そう書かざるを得ない。
愛する人を残して、喜んで死んでいく者などいない。
ただ死に行くときに、自分の大切な人を守るため、
という自分を納得させるはかない理由とはなったであろうが、
あまりにも切ない。
映画もよいが、原作を読むとさらに良い。
私は後半、重たくて、つらくて苦しささえ感じ
途中で読むのを中断した。
思い直して再度読み始め、最後は感動。
百田氏のすばらしい作品である。
予断ではあるが、初めて映画を見たときに
宮部夫婦が原作のイメージと違った。
まず松乃役の井上真央。
これはTV版の多部未華子のイメージが近い。
宮部久蔵は、朝ドラ「あさが来た」の
新次郎役の玉木宏がピッタリだと思う。