一昨日より宇治の萬福寺へ坐禅研修に行ってきた。
今回で7回目。
3時前に入山。

武内和尚より道場心得を聞く

そして坐禅の仕方を教えてもらった後に薬石(夕食)
これにも作法がある。
食事をとる、お茶を注ぐ、台を拭く。
一つ一つに心を配る。

今夜の薬石はこれ

ご飯に味噌汁、高野豆腐、椎茸、人参、沢庵。
薬石後は法話。
おなかが膨れた後の法話は睡魔との闘い?

そして最初の坐禅。
過去6回は20分程度の坐禅だったが、今回は15分×3回。


その後部屋に戻り開浴(風呂)。
9時に消灯。
男子は消灯後話が尽きない。
後で事務長に聞いたが、女子は消灯後何事もなく寝たそうだ。
寝苦しい夜だった。
せんべい布団に私には合わない枕。
3時15分うとうとしていたが、樋から落ちる水音で目が覚めた。
その後、大雨となる。
5時半に起床。
6時、法堂前に集合、坐禅。
ろうそく1本の灯りの中での座禅は気がひきしまる。


全員、武内和尚の気が入った警策をいただく。
その後部屋に帰り日天作衣(寮舎清掃)

粥座(朝食)


そして初めての写経。

90分の後、作衣(清掃)
これですべての日程が終わり修了式。
皆修了書をもらう。

食事前に読んだ「五観の偈」(食事に臨んで起こすべき五つの想念)
そのA
「二つには己が徳行の全闕と忖って供に應ず」
(私の道にかなった立派な行いがまったく欠けているのに、
こうしてこの食事をいただくことを過分に思って頂戴します)
これに反応して、今までの自分を見つめなおしたという生徒がいた。
今回、「また来たい」「楽しかった」との感想以外に
「来なかったやつは損したよな」
との声に「よし!」と内心ガッツポーズ。
それだけよかった、と思えたんだな。
皆が来てよかったと思えた坐禅研修、
手前味噌ではないが、今回も余裕で及第点。